Microsoft社が提供する検索エンジン
Bingは正式名称を「Microsoft Bing」と言い、Windowsを開発しているMicrosoft社が提供する検索エンジンです。
Windows10以降の標準ブラウザである「Microsoft Edge」でデフォルトの検索エンジンとなり、最近ではGPT4を導入したAIチャットぼっとを採用した事でも話題になりました。
日本では知名度が高くありませんが、 世界ではGoogleに次ぐ第2位のシェアを持っています。
Bingに対するSEO対策が必要とされるのには、下記のような理由があります。
- 一定のアクセスが見込める
- シェアが年々増えている
- 高齢者や初心者にアプローチできる
- ただし対策への負荷は少ない
- 他サイトと差別化できる
それぞれ解説します。
一定のアクセスが見込める
Bingのシェアは確かにGoogleほどは大きくはありません。
しかし国内でも、実際には2割以上の人が使っているのです。
GoogleだけでなくBingでも上位表示できれば、それだけ多くのアクセスが見込めるでしょう。
全く対策をしない場合、2割ものアクセスを失う可能性があります。
それだけでも、一定の対策を行う価値はあるでしょう。
また、Bingはパソコンやスマホの検索画面だけではなく、音声による検索にも対応しています。
スマートスピーカーなどにも採用されているため、生活がデジタル化するに従って、使われる場面も増えていくでしょう。
さらに、今後Bingのシェアが増えていく可能性が高いことも、背中を押す材料です。
この点は、以下でも詳しく説明します。
Bingのシェアは年々増えている
これまでBingのシェアは非常に低い数値でしたが、ここ数年で次第に増えてきました。
直近の2,3年で増加に転じ、長らく2位をキープしていたYahoo!をあっさり抜き去ったことが分かります。
この原因として、下記のような環境変化が考えられます。
Windows10以降、Bingがデフォルトになった
現在販売されている多くのパソコンにはWindowsが搭載されていますが、標準ブラウザにはEdgeが設定されています。
従来はIEが標準ブラウザでしたが、それが切り替わった形です。
Edgeでは標準検索エンジンがBingのため、それが近年のシェア拡大に繋がったと考えられます。
今後、古いパソコンの買い換えが進むことでEdge、更にはBingのシェアが拡大する可能性は高いでしょう。
人工知能技術を活用している
Bingの最大の特徴とも言えるのが、最新の人工知能技術である「GPT」を活用していることです。
MicrosoftはGPTを開発しているOpenAI社に対し、巨額の資金協力をしています。
GPTはその派生であるChatGPTが2023年の春にブレイクし、Googleの登場にも匹敵するインパクトを与えたとも言われる技術です。